![]() モーツァルトに捧ぐ音楽好きの一家に生まれ、みずからもヴァイオリンの名手であったデュフィは、音楽を題材とした作品を数多く残しているが、この作品は晩年の「楽器」シリーズに属している。 デュフィはそれらの作品をバッハ、ショパン、ドビュッシー、そしてこの作品のようにモーツァルトへと、敬愛してやまない巨匠たちにささげたのであった。作品の中で、本来の固有色とは無関係にすべてが青へと収束されていく色彩のトーンは、明るい哀しみ」と評されるモーツァルトの音楽をよく表現し、音楽への愛と描く喜びを、ひとつの色彩のグラデーションのなかに描き出すことに見事に成功している。※原画制作年:1951年 ![]() |
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