![]() モンソネスの私たちの家1942-43年にかけての2年間、デュフィはナチス占領下にあるパリを離れ、ロラン・ドルジュレス*のモンソネス(スペイン国境沿い、ペルピニャンの近く)にある別荘に身を寄せていた。ある日の午後、激しい通り雨の去った後、庭に出たデュフィは素早くこの作品を描き上げた。雨に散った枯葉、水分を含んだ地面、活き活きと光を浴びる花瓶の花束、瑞々しい瞬間の光景をその独特の筆致でためらいもなく描ききっているのは、まさに見事としかいえない。 *ドルジュレスは詩人であり、デュフィの生涯を通じての友人であったが、後年この占領下での暗く、しかし充実した日々を『強いられたヴァカンス』という一冊の版画集にまとめている。 ![]() |
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