オンラインギャラリー:電気の精

LA FEE ELECTRICITE 電気の精 -パリ世界万国博覧会(1937年)大壁画作品-
技法:リトグラフ
紙質:アルシュ紙
部数:限定350部(作家保存版 I/XXX〜XXX/XXX)
発表年:1953年 5月
刷り工房:ムルロー工房(パリ)
刷り師:シャルル・ソルリエ CHARLES SORLIER
版元:ピエール・ヴェレ
原画収蔵:パリ市立近代美術館(カンヴァス・油彩 10m×60m)
 連作リトグラフ「電気の精」は、デュフィの最晩年、パリの歴史的版画工房“アトリエ・ムルロー”において、その初代刷り師 シャルル・ソルリエの手によって、デュフィとの共同作業によって制作されました。
 シャガール、マチス、ピカソといった、今世紀の最も偉大な芸術家が数多くの傑作を生み出したムルロー工房は、1953年に創立40周年という記念的年を迎えようとしていたため、その記念作品として、デュフィの「電気の精」をリトグラフとして制作することに挑みました。
 その制作には数年の歳月がかかり、完成をみた1953年の3月23日にデュフィはこの世を去りました。そのため、全ての作品に自筆サインを入れることができぬまま、その2ヵ月後、「電気の精」はムルロー工房により、デュフィの遺作として発表されることになりました。
電気の精より「ギリシャ神立像」
技法:デッサン
画サイズ:48cm×64cm
*これらの作品は、「電気の精」の習作、神話の神々のデッサンであると思われる。
「電気の精」は、1937年万国博覧会のための装飾-長さ60メートル、高さ10メートルにもなるデュフィのコンポジションであった。
神話の神々に逆らってなされた自然と電気との統合を称え、古代から今日にいたる電気の歴史の立役者たちを舞台にのせたものである。
現在では、パリ市立近代美術館に収められている。

電気の精より「ギリシャ神座像」
技法:デッサン
画サイズ:48cm×64cm

電気の精より「イルミネー?ション」
技法:水彩
画サイズ:33cm×47cm


 
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